認知症所沢家族の会について
世話人(主に看取り終わった元介護者)を中心に、毎月1回の定例会、介護研修会、お花見、介護者リフレッシュ旅行、調理講習会などを行っています。
会員同士の交流をとおし、お互いに助け合って、認知症の方を暖かく介護できるようにと思っています。
ヒストリー
1989年(平成元年)
呆け老人をかかえる家族の会として発足
当時、呆けのあるお年寄りの理解ができず、家族は介護に戸惑って困り果てていました。
そこで、所沢保健所(*現在は狭山保健所に統合)が主催して、市役所、精神科の医師、社団法人呆け老人を抱える家族の会(現:公益社団法人認知症の人と家族の会)、福祉系大学の先生らの協力のもと、介護家族・関心のある方を対象に4回シリーズの講習会が開催されたのです。
講習会の終了後、介護家族から「この会を続けてほしい」との希望があったので、引き続き所沢保健所の主催で2ヶ月に1回開催されました。
家族の悩みなどの話し合い・情報交換、老人向け調理実習(ご本人も連れて来られ、保健師や我々がお世話をしました)、精神科の先生による相談、介護者の健康に関する体操などを行い、1年に1回は福祉バスで日帰り旅行や施設見学などを行いました。
1998年(平成10年)
独立して自主運営を開始
このときから現在の開催ペースと同じ、毎月1回の開催となりました。各行事では、保健師や栄養士の協力をいただきました。
2004年(平成16年)
名称を「認知症所沢家族の会」とする
厚生労働省の主導で「痴呆」から「認知症」への言い換えがすすめられたため、当会の名称も改めました。
2008年(平成20年)
開催場所を保健センターに移す
所沢保健所が狭山保健所に統合されることになったため、開催場所の検討をしました。
「認知症のひと本人や高齢介護者にとって、毎回場所が変わることは困難である」ことを訴え、保健センターを定期開催場所として確保していただきました。